サイズ、書体、印材に注目!適切なはんこの選び方とは?
公開日: 2016/7/25|最終更新日: 2022/6/28
実印、認印、銀行印、社印。はんこにはたくさん種類があります。
さらに、その種類ごとにふさわしいサイズや印材、書体なども異なります。
ここでは、はんこの種類別にどのようなものを選んだら良いのかご紹介します。
はんこの種類とサイズから選ぶ
「はんこ」と一口にいっても、ビジネスシーンで使うのか、日常生活で使うのか、日常でも公文書に使うのかなどで種類が変わってきます。
多くの人にとって身近なはんこは「実印」「銀行印」「認め印」の3つに大別できますが、はんこごとにふさわしいサイズも若干異なります。
実印
実印は、住民登録をしている地方自治体において登録を行い、印鑑証明を受けたはんこです。
家のローンを組むときなど、人生において重要度も額面も大きな契約を結ぶ際に必要となります。
実印の登録にはさまざまな決まりがあり、特にサイズには注意が必要です。
一般的に印鑑登録できるのは8~25mmです。
ただし、10mmを下回るサイズですと、ほかのはんこと区別がつきにくくなりますので、男性は15~21mm、女性は13.5~18mmくらいの幅の中で納めるのが妥当でしょう。
なお、サイズについては、市区町村ごとに若干規定が異なりますので、必ず居住エリアの条例を確認しましょう。
→ 個人印鑑の実印
銀行印
銀行に届け出る銀行印も重要です。
口座開設時はもちろん、各種契約の際に必要になってきます。
このサイズに関する規定は金融機関ごとに異なりますが、一般的に男性は12~18mm、女性は10~15mmの銀行印がおすすめです。
→ 個人印鑑の銀行印
認め印
認め印とは、文書などの内容に目を通した証明として押すはんこのことです。
ほかにも郵便物や宅急便の受取りの際や、ビジネスの現場では書類に目を通した際や訂正などにも使用します。
最も使用頻度が高く、携帯することも多い認め印は、男女の別なく10.5~12mmといった比較的小さなサイズが一般的です。
→ 個人印鑑の認印
印鑑の材料から選ぶ
印材には、よく使われている水牛やアカネ以外にも、金属や合成樹脂などさまざまな素材があり、それぞれ特性が異なります。
ただ、実印でも認め印でも、印材を細かく規定するルールはありませんのでお好みで選ぶことが可能です。
木材系
木材系の代表格であるアカネや柘(つげ)をはじめ、高級感のあるアグニや彩樺、楓など、自然な木目が人気のはんこです。
ナチュラルな風合いを好む方に選ばれる傾向がありますが、木ということもあり、耐久性には若干難があります。
朱肉の油分で劣化し、欠けてしまうこともありますので、保管には十分注意が必要です。
実印などに選ぶのは、避けたほうが無難です。
角、牙系
角系は、黒水牛や牛角が一般的です。
大きな特徴は、木材系と違って耐久性に優れていることです。
普通は「芯持ち」という角の中心部を使いますが、さらに先端にあたる希少な部位を使用することもあり、耐久性とともに美しさも持ち合わせます。
印材の最高級品ともいわれる象牙は、牙系の代表格です。
品質にこだわる方が実印に選ぶことも多いようです。
金属、樹脂系
認め印とは、文書などの内容に目を通した証明として押すはんこのことです。
ほかにも郵便物や宅急便の受取りの際や、ビジネスの現場では書類に目を通した際や訂正などにも使用します。
最も使用頻度が高く、携帯することも多い認め印は、男女の別なく10.5~12mmといった比較的小さなサイズが一般的です。
→ 個人印鑑の認印
数ある金属系はんこの中でも、チタンは強度がとりわけ高いのが特徴です。
弾力性が高いためはんこが欠けにくいという耐久性の長所があるだけではなく、リーズナブルな価格で人気です。
樹脂系の琥珀は、その美しさと神秘的な色合いから、女性の支持を集めています。
石系
水晶やセラミックなど、石系の印材もあります。
特に水晶は、見た目の美しさもあって女性に人気です。
また、ピンク色のローズクォーツや紫に輝くアメジスト、くっきりとした濃い青と金色の粒子が混じり合うラピスラズリなど、さまざまな特徴を持った印材があります。
はんこの書体から選ぶ
はんこにはさまざまな書体があって迷ってしまいますが、よく使用される書体は限られています。
→ 印鑑書体(字体)について必ず知ってほしい7つの種類と用途
代表的な書体としては、下記のようなものが挙げられます。
篆書体
古代の中国から伝えられたとされる「篆書体(てんしょたい)」は、その重厚で風格漂う印影から実印でよく用いられています。
ビジネスのシーンでも重要度が高く、法人の実印ともいわれる代表者印、個人の銀行印で使用されることが多くなっています。
→ 個人印鑑の実印
印相体
篆書体よりも柔らかい印象を与えてくれる「印相体」は、「吉相体」とも呼ばれています。
この書体も篆書体同様、個人の実印で利用率が高くなっています。
→ 個人印鑑の実印
隷書体/古印体/楷書体/行書体
バランスがとれた美しい印影が持ち味の「隷書体(れいしょたい)」や「古印体」「楷書体」「行書体」は、可読性が高いため実印では用いられず、認め印としてよく選ばれています。
→ 個人印鑑の銀行印
→ 個人印鑑の認印
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