失敗しない印鑑の押し方!きれいに押印するために必要なことを大公開
公開日: 2016/5/27|最終更新日: 2022/6/28
大事な書類にはんこを押したとき、印影がかすれて美しく押せなかったため、書類自体がやりなおしになってしまった…。そんな経験はありませんか?
そんなときは「もしかして、このはんこも寿命なのかな」と思うかもしれません。
でも、違うんです。実は、はんこが美しく押せない「印鑑かすれ」にはさまざまな理由があり、それさえわかればまた美しく押せるようになることが多いのです。
今回は、この困った現象をなんとかするための、お助け情報をお伝えします。
印鑑の正しい押し方とは
日常的によく使う印鑑だからこそ、正しい押し方というのはあまり意識しない人が多いかもしれません。
ところが、実印や銀行印などを使う場面では、正しく押印されていないと再提出を求められることがあります。
また、問題にはならなくても、履歴書などのエントリー書類や、半永久的に残ってしまう契約書などの書面では美しく押印したいものです。
では、正しい押し方というのはあるのでしょうか。
まず、第一の基本は位置です。
例えば、実印の場合は印鑑証明書に登録された印影と照合するので、名前と重なるような押し方は避けましょう。
一方で、あまり離し過ぎて押印してしまうと、効力に疑問符がついてしまうので注意してください。
文字と重なることなく、離れ過ぎていない位置が最も良い位置です。
押印時のポイントは、紙に対してハンコの角度を垂直にすること。
そして、適度な力で押すことです。
女性は力が弱過ぎて印影がかすれてしまうことがあります。
また、男性は逆に強過ぎて紙が傷んでしまうことがあります。
印鑑を離すときにも細心の注意が必要です。
紙をしっかり手で押さえて、真上の方向にゆっくり離しましょう。
紙が和紙などの際は破れやすいので、より慎重に行動してください。
最後はティッシュや専用の布でインクをきちんと拭き取りましょう。
なお、日本の社会には、「左に傾けてお辞儀のように見せる」とか「右斜に傾けて右肩上がりの縁起を担ぐ」などの風習もあるようです。
しかし、一般常識とはいえない部分もありますので、基本的にはまっすぐに押印しましょう。
はんこの正しい押し方とマットを極めよう
印面をかすれさせないためには、まず正しい押し方をしているかどうか見直してみましょう。
正しい押し方ができていれば、力を入れなくても美しく押印することはできます。
正しい押し方は、人差し指を印面の文字の真上に当て、親指は指の腹をはんこに添え、中指は指の側面をはんこに沿えます。
こうして3点で支えるのが、正しい持ち方です。
えんぴつやペンの持ち方に似ているので、それほど難しくはないはずです。
持ち方を覚えたら、次ははんこを押す場所に気を付けます。
はんこがゆがんだりしないように、できるだけ平らな場所で押印することが理想です。
斜めになっていたりすると、うまく力が伝わらないことがあるのです。
また、机などに凹凸がある場合は、うまく押印できないことがあります。
日常的にはあまり気にならないほどの凹凸でも、はんこを押す際には凸の部分に強く力が当たり、凹の部分には当たりにくくなるので、どうしてもかすれができてしまうのです。
そんなときのお助けアイテムが、捺印用のマット。
はんこ店や文房具店で市販されているマットが一枚あれば、印影の美しさが劇的に違ってきます。
このマットは、はんこを押すときにクッションになってくれ、凹凸がある机の上でも心配なく使えます。
つげや象牙、黒水牛の素材の場合は、堅すぎず柔らかすぎないマットがおすすめ。
ローズクオーツやタイガーアイなどの宝石素材には少し固めのマットを使うとよいでしょう。
朱肉たっぷりつけるはNG!? 正しい朱肉の付け方をマスター
次に注意したいのは、朱肉の付け方です。
朱肉をどうつけるかによっても、印影の美しさが違ってくるのです。
まず「たっぷりと朱肉をつけなくてはいけない」という考えにとらわれ、ベタベタと必要以上に朱肉をつけると、押印時に朱肉で印鑑が滑り、かすれてしまう原因になりがちです。
さらには朱肉が乾きにくくなるので、書類を片付けるときにかすれ汚れが出てしまうということも。
また、はんこに朱肉が残ってしまい、つまりの原因にもなってしまうなどいいことは何もないので、つけすぎは避けたいところですね。
朱肉をつけるときには、はんこの重みに少し力をかける程度で、軽くたたいて付けるような付け方で十分です。
こうすることで朱肉が付きすぎることなく、印面に対して均一につくようになるので、印影にムラができることがなくなるのです。
もうひとつ気をつけなくてはいけないのが、朱肉そのものの状態。
長年使っている朱肉は、どうしてもはんこに付着しにくくなってしまうので、なるべく新しいものを取りそろえておくのが最も理想的です。
朱肉を観察すると、速乾性の朱肉の場合は、見た目が赤いままでも朱の油が乾燥してしまっているというケースもあります。
そうなると、いくらつけようともはんこに朱肉がつかないため、美しく押す以前の問題になってしまうのです。
朱肉の状態が悪いことに気づかず、はんこに問題を押し付けてしまうのは、さすがにはんこがかわいそうですよね。
誰でも上手に印鑑を押すコツとは?印鑑の押し方は「の」の字を書くように…!
上記のような、押印するときの動作は、回数を重ねれば誰しも上手になります。
ただ、仕事などで頻繁に押印する人を除いては、押印の回数を重ねる機会はないでしょう。
そこで、正しい押し方のコツを知ることで、きれいに押印できる確率がグッと高まります。
印鑑の持ち方について
正しい持ち方をすれば真っ直ぐ、力まずに押印することができます。
ポイントは印鑑を持つ際の指の位置です。
利き手の人差し指を印面に書かれた文字の真上に当てます。
そして、親指と中指で優しく固定してあげます。
長さによりますが印鑑のお尻の部分を指の付け根の膨らんでいる部分に当てて押せれば、より安定した押印が可能になります。
実際の押印の際は印鑑の中心点を軸にごく小さな「の」の字を書くように押すと、印影がきれいに浮かび上がります。
さらに、天窓から印面がくっきり見える印鑑を使用すれば、よりきれいでまっすぐに押印できます。
正しいはんこの押し方
- まずはんこを押す前に、印面を見て上下を確認します。上下さかさまになってしまって「しまった!」と思うケースは案外少なくないのです。
- 次に、印鑑を紙に対して垂直に構え、焦らないように紙に押し付けます。はんこを持っていないほうの手でも印鑑を支えてあげられると、より安定感が増します。
- 紙に印面を押し付けたら、その状態のまま「の」の字を書くように力を入れていきます。もちろん大きく描いてしまうとはんこがズレてしまいますから、軽く描くイメージで十分です。
- 紙からはんこを離すときは、しっかりと紙を押さえて紙が動かないように固定しましょう。そして、はんこ自体は、紙に対して垂直に引き上げるように離します。和紙など、紙の目が粗いときは、紙にひっかかってしまったりする可能性があるので、特に慎重に離してあげましょう。
- はんこを押し終わったら、ティッシュなど柔らかい素材のもので、はんこに付着した朱肉をふき取ります。印面に軽くあて、印鑑を右、左と回転させることによってきれいにふき取ることができます。
押印の際に気をつけること
押印する場所は、グラつかない平らな台や机などを選び、必ず押印マットを用意してください。
実はマットこそが押印のプロではなくても印鑑を美しく押すために欠かせないグッズです。
マットがクッションとなって滑りにくくなるだけではなく、台や机のちょっとしたキズなどで印影がかすれてしまうのを防ぎます。
朱肉の付け方にもコツがあります。それは、ポンポンと軽く叩いてつけることです。
こうすれば、朱肉のつけすぎを防ぐことができ、朱肉を均一に広げて濃さにムラがなくなります。
また、古い朱肉を使用しないということも、大事なコツです。
古い朱肉は固まったり、薄くなったりで、印面に均一に朱肉をつけることが難しくなります。
朱肉は定期的にチェックしておくことをおすすめします。
押印に失敗してしまったら
最新の注意を払って押印しても、押す場所を間違えてしまうこともあります。
その場合、二重線で訂正しようと考えるかもしれませんが、二重線だとあとから偽造できる可能性があり危険です。
そこで、無効にするためには、間違えて押印した印鑑の上に、少しだけずらして再度印鑑を押します。
これだけで間違えた印鑑は無効になります。
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