これから起業したい人必見!押さえておきたい社印のあれこれ
公開日: 2016/6/7|最終更新日: 2022/6/28
社印は大きく3つに分けられる
「これから会社を起こそう」という人は、社印を必ず用意しなければなりません。
そもそも社印とは会社で使うハンコの総称で、「実印(代表印)」「銀行印」「角印」の大きく3つの種類に分けられます。
会社の実印(代表印)
会社を設立する際に、必ず用意しなければならないのが「代表者印」
これはまさに会社の実印にあたり、契約の際などに使用する一番重要度の高い印鑑です。
株式会社の場合、外枠に会社名、内枠に「代表取締役印」など、商店の場合は「代表者印」などの表記が刻まれ、原則として個人名は記されません。
会社の銀行印
銀行口座を作る際に必要なのが「会社銀行印」
開業の際には銀行口座を作るでしょうから、これも必ず用意しなければなりません。
「実印(代表印)」との併用はセキュリティーの面からおすすめできません。
会社の角印
領収書や請求書といった、日常的によく使う書類で使用するのが「会社の角印」です。
これは「代表者印」や「会社銀行印」と違って必ずしも必要というわけではありませんが、作っておくと業務の利便性が向上します。
対外的にも用意したほうが無難といえます。
まぎらわしい用語は社内でルールづくりを
印鑑を使っていると、代表印、法人銀行印、角印、社判と似たような言葉が多数出てきます。
しっかり整理しておかないと、使用目的など混同してしまいますので整理しておきましょう。
ただし、印鑑の呼称は法的に定まっているものではなく、会社によってルールが大きく異なります。
会社を設立しようとお考えの方は、社内用のルールを作ると良いでしょう。
紛らわしい使い方としては、社印と角印が最も区別しにくいかもしれません。
というのは、会社名を表す角印=社印と呼ばれるケースが多いからです。
角印は登記するわけではないので法的拘束力は弱いといえますが、会社が発行した書類であることを証明するため、社印とも呼ばれるのです。
この角印を押印することで当然責任は発生しますが、角印そのものには何ら効力はありません。
これは三文判(認め印)と同様のしくみです。
むしろ、書類の改ざんを防ぐために押印することの方に意味を持つといえます。
会社によっては代表者印を社印と呼ぶこともありますが、社印と聞くと多くの人は角印を思い浮かべてしまうので、避けたほうが無難です。
「社判」はという言葉は「会社で使用される印鑑」といった意味しかありません。
つまり、社印とほぼ同じなのですが、「社判」で何を指すかは会社によって異なります。
そのため、社外の人に「社判を押してください」といった曖昧な表現をするのは避けましょう。
社印を作る際の注意点とは
「代表者印」「会社銀行印」「会社の角印」
これら社印を作る際には、書体や材質など、どのようなことに気を付ければ良いでしょうか。
一番多い書体は篆書体
会社印に利用される書体は篆書体(てんしょたい)が最も多く、次いで印相体(いんそうたい)が多いといえます。
もし特別なこだわりがなければ、この篆書体か印相体を選ぶのが無難でしょう。
特に篆書体は最も歴史の古い書体なので、厳粛で格調高い印象を与えてくれます。
→ 印鑑書体(字体)について必ず知ってほしい7つの種類と用途
人気のある印鑑の材料は
会社印の材質は本柘(ほんつげ)と黒水牛が人気です。
そのほかにも人気の材質がありますが、本柘か黒水牛を選べば間違いないでしょう。
柘にはさまざまな種類がありますが、中でも薩摩本柘は高級品とされており、長期間使用しても劣化しにくいのでおすすめです。
ゴム印の必要性
さらに、社印以外にあると便利なのが会社の住所印(ゴム印)です。
会社を営んでいると、想像以上に何度も住所や会社名を記載する機会があることに気付くでしょう。
その度に、手書きで記入するのは手間と時間の無駄です。
会社の住所印(ゴム印)があれば楽ですので、住所印(ゴム印)を作ることも併せておすすめします。
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