楓(かえで)の材質について
公開日: 2016/2/27|最終更新日: 2022/6/28
楓(かえで)は日本では野山で自生している木であり、別名「紅葉(モミジ)」として至るところで目にすることができる人気の樹木です。
楓(かえで)の特徴
印材として多く使われているのは北海道産「板屋楓(イタヤカエデ)」です。
印材には樹木の生育に欠かせない伐採の副生成物(間伐材)を使用しているので、環境にも配慮したものとなります。
またその他にも、カナダ政府の計画的管理の下で伐採されたカナダ産の「ハードメープル」を使用している場合もあります。
印鑑にするためには、それらの木材を小さくカットした後、無害の樹脂を浸透させ完成させています。
変形が少なく欠けにくいことが挙げられる印材です。
なお、この樹脂は人畜無害なものであり、木と樹脂の良さをお互いに引き出した楓の印材は「エコ印材」としての面もあります。
楓(かえで)の印鑑が注目される理由
楓は、美しい虎目調の木目が特徴です。
天然木に近い手触りながらひび割れや変形が極端に少なく、高い耐久性を持っています。
そのため欠けにくく滑らかな印影となります。
また、ずっしりと重量感があることから朱肉の付きも良く美しい印影を得ることができます。
ただ、その重厚な形とは逆に印影はシャープですっきりしています。
そのため、実印や銀行印などの重要な書類に押捺する印鑑にも適している印材です。
さらに自然そのままを生かした風格ある木目は同じものが全くありません。
その美しい虎目模様は家具材にも多く使われており、印材にもその上品さが生かされています。
樹脂を浸透させる加工をしていることで、他の天然素材の印鑑と比べて強度が高く、長期保管にも適しています。
楓(かえで)が印鑑以外で利用されるアイテム
楓は木材として用いられることが多い木です。
国産材として多く用いられているのは、北海道産の板屋楓。家具材のほか、建築内装材、ピアノなどの楽器材、器具材、運動具、漆器木地、薪炭など、あらゆる用途に使われている木材です。
美しい縮杢や鳥眼杢(バーズ・アイ・メープル)が現れるものもあり、工芸材料としても重宝されています。
また輸入木材でもっとも多く使われているのは、アメリカ北東部やカナダを原産地とするハードメープル。
和名では、樹液からメープルシロップを採取することから「サトウカエデ」と呼ばれています。
木材としては家具材、床材、楽器材、建築材などに使われるほか、その硬く衝撃に強い性質から、ボウリングのレーンやピン、野球のバットなどの素材に使われています。
日本でも馴染みが深い楓(かえで)
楓は葉がカエルの手のように見えることから、「カエデ」という名前で呼ばれるようになりました。
日本でも馴染みが深い樹木であり秋を歌った童謡にも楓はたびたび登場していますが、昔と比べて少なくなっています。
日本の楓と比べて、アメリカ北東部やカナダのハードメープルはその高さが特徴です。
30~40メートルにもなる落葉高木で、その葉がカナダの国旗にもデザインされているように、カナダのシンボルともなっている樹木です。
玉粒状の鳥眼杢が現れた木材は珍重され、高級な家具材、楽器材としても利用されています。
楓(かえで)の印鑑の今後について
楓はその硬さと耐熱性の高さに特徴があります。
野球のバットにも使われていることからも分かるように、その硬度には定評があります。
また楓を使った調理器具があるほど耐熱性にも優れており、天然素材の印材としては申し分ありません。
また天然の木材である楓を、そのまま素材として使用した場合にはどうしても腐蝕や変色がありますが、樹脂加工を施すことで耐蝕性や耐久性も向上しています。
はんこ森では、天然素材としての魅力をさらに高めた楓に注目しており、今後もお求めやすい価格で楓を提供していきたいと考えております。
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