法人印とは?社印との違いや種類を解説!
公開日: 2022/1/11|最終更新日: 2022/7/8
目次
- 法人印とは?
- 法人印の種類
2-1.代表印
2-2.角印
2-3.銀行印
2-4.経営や組織運営において必要なその他の印鑑 - 法人印を作成する時の注意点
- まとめ
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1.法人印とは?
法人印とは、法人が契約等の手続きで使用する印鑑の総称で、主に3つの種類があります。
判子の部分が丸いものは、代表印または銀行印です。判子の部分が四角いものは、角印といいます。
法人で使用する印鑑は主に3種類ですが、ゴム印や住所印などその他にも種類が豊富にあり、重要度が異なります。法人で働く際は、それぞれの印鑑の重要度を覚える必要があるのです。
代表印は、法務局にて法人の印鑑であることを届け出ます。
公的な機関に判子の印影を登録しておけば、印鑑証明書の取得が可能です。
組織の経営では多数の契約や取引が発生するので、手続きや契約書に押印する印鑑の種類や役割も複数存在します。
2.法人印の種類
お伝えした通り、主に3種類の法人印があります。
各種とも、印影のデザインや使用をする場面などが異なります。
2-1.代表印
代表印は全ての企業が所持しており、経営者が対外的に使用するものです。
企業によって「丸印」や「会社実印」などの呼び方をしている場合があります。
代表印には「印影が1cmから3cmの正方形に収まる大きさであること」が求められます。
代表印を使用する主な場面は、契約書や登記申請書などです。
代表印は、法務局に届け出る必要があります。
2-2.角印
押印した際の印影が四角の印鑑を「角印」といい、角判(かくばん)や社印(しゃいん)と呼ぶこともあります。
社判(しゃばん)という呼び方がありますが、この呼び名は会社で使う印鑑全てに使用可能です。
角印には法人の認印としての役割があり、請求書や領収書などの各種書類に押印します。
一般的な角印の大きさは、2.1cmから2.4cm程度の正方形です。
2-3.銀行印
銀行印は、取引口座を開設する時に金融機関に届け出る印鑑のことで、一般的に会社実印とは分けて印鑑を作成します。
これは、重要な法人印鑑である代表印の紛失や盗難を防ぐためです。
代表印と区別するためにも、一回り小さな1.65cmで作成することが多いです。
手形や小切手を発行する際にも、銀行印が利用されます。
2-4.経営や組織運営において必要なその他の印鑑
会社を経営する際に必要なその他の印鑑として「ゴム印」があります。
ゴム印は印面がゴム製になっており、スタンプ台を使用して押印する印鑑です。
住所や社名が入った印鑑の他に、「請求書在中」や「営業費」など、科目が入っているものがあります。
封筒に「請求書在中」の文字があると、受け取る相手にとって親切です。
重要度は低いものの、あると便利で多様な使い方ができます。
3.法人印を作成する時の注意点
法人印の素材には木材系、動物系、それ以外のものがあります。
素材に関する厳しい決まりはありませんが、木材やゴム印は耐久性が低いので、代表印などの重要な印鑑には向いていません。
印鑑にはさまざまな書体がありますが、その中でも篆書体(てんしょたい)は、偽造しにくいと言われており人気があります。
「商号本体が英語表記であるため、株式会社等を英語表記にしたい」と考える人もいらっしゃるのではないでしょうか?
株式会社は「Co. Ltd.」や「Inc.」と表記することが可能です。
ただし、いずれも商号本体の後方につくものです。
ゴム印を作成する際に、利便性を図って「郵便番号を入れたい」と考える方もいると思います。
しかし、必要のない場面で削除を求められる場合があるので、郵便番号は初めから手書きをするのがいいといえます。
4.まとめ
法人で使用する印鑑は、用途や重要度が違うことをお伝えしました。
また、作成時に決まりがある場合だけではなく、自分の使いやすさによっても選択肢があります。
作成時は利便性だけにとらわれず、多方面から印鑑の利用方法を考えてください。
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